Cultivating Way

はじめまして。
私たちは「新しい公共をつくる」会社です。
ちょっと聴き慣れない言葉を使いましたが、私たちはこのビジョンをとても大切にしています。
想いをお話しする前に、少しわたしたちの時代認識についてお伝えさせてください。
これまで、公共=行政というイメージがありました。公共的なことは、行政に任せていれば良いという価値観が近代国民国家をつくる過程の明治期から強くなっていったと思います。しかし、結・講・座が示すように、日本には人々の支え合いの社会技術が多くありました。寺子屋は、世界的に見ても優れた民の教育システムであったと言われています。
戦後日本でも、護送船団方式が示すように、明治期の国家観を踏襲し行政が強く、公共=行政のイメージは強くありました。転換点になったのは、1995年に発生した阪神淡路大震災です。全国から多くのボランティア団体が駆けつけ、行政でもなく企業でもなく、市民が社会を支える力を見せつけました。その後、特定非営利活動推進法が制定され、市民社会を支える諸制度が整備されていきました。しかし、この20年間は「官から民へ」のスローガンのもと、公共分野における企業進出が進んだとはいえ、市民の社会への進出は遅れてしまいました。
行政のトップダウンでもなく、企業への丸投げでもありません。
わたしたちは、これまでの轍のもと、行政と企業そして市民がバランス良く社会を支える仕組みをつくっていきたいと思っています。そして、この3者がバランスし、社会を統治することを、わたしたちは「新しい公共」と呼びます。古い価値観を回顧するのではありません。地域の文化を守るために投資をする会社や、ボランティアに積極的な市民の方、市民活動にコミットするNPOなど、パブリックマインドを持つ主体は多くいます。特に、私たちが住むローカルと言われるエリアで実感するところです。多くの主体と連携し、公共的な課題に取り組んでいくことがいま時代に求められています。
わたしたちは、公共分野に対する専門的な知識とまちづくりの実践で培われたノウハウをもって、この「新しい公共」をつくっていく上でその「公共領域のコミュニケーション」の専門家として活動していきたいと考えています。
そして、わたしたちは、ローカルでこそ、「新しい公共」をつくることが多くの課題を解決することになると考えています。
「ローカル×新しい公共」であるべき未来をつくっていきます。
会社名 株式会社HYAKUSHO
代表名 湯川 致光

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